本日はありがとうございます。

著者メッセージをと言うことで今まさに筆をとっている訳ですが。
何せ初めてのことなので何を書けば良いのか暗中模索を漂っています。 思えば我が人生、暗いトンネルの中わずかな光を頼りに歩いてきた様な。
しかし光を見失わずここまで来れたのは真っ直ぐ歩いてきたからだと思います。

ここで言う真っ直ぐとは歪んだ理念のことかなと思います。 心の性質のことかなと思います。
自分はとにかく集団の中で異物として存在している と言う気持ちが強く根付いてて、
「自分は間違っていない可笑しいのは世界だ」
というその言い訳のために強引に自分の中に理念を打ち立てたのだと思います。

その理念は「自分の好きなことだけやる」。好きなことだけやっていれば、周りに好きなものだけが集まってくる様な気がして。

自分は好きなものを「絵物語」に設定して進んできました。
しかし好きであることを発散すればするほど、周りからは人がいなくなっていきます。

学生生活ではバカにされてきた性分ではありますが、 良いバカというかそれなりに友達多めで楽しく過ごしていました。

卒業後、24歳ごろから孤独になったわけですが、 物語を描くのが楽しくそれほど気になりませんでした。 しかし3年ほどした時心が落ちていることに気づきました。

暗闇に足を摂られていくのを感じながら描き続ける毎日。 それは今でも続いている気がします。
だいぶ落ち着いてきた気はしますが

面白いことに。
描き始めたことで生まれた”孤独”を、描くことによって昇華し、
それによって出来上がった”作品”で繋がり始めた”縁”によって埋めようとしている気がします。
今回の展示も僕と皆さんの距離を縮める縁となれば嬉しいです。